社会の窓から

社会の窓を開け放ち、世界の人々と交わろう。

香港空港デモを検証する2019.9.1

*この記事は、「8月31の記事」とセットで発表する予定だったのですが、予期せぬパソコン上のトラブルや事務的なアクシデントが重なって、一週間後のアップになってしまいました。リアルタイム報告の意味が薄れてしまいましたが、そのことを理解いただいたうえで読んで頂ければ幸いです。

まず、空港の人種を分類しておきましょう。

●「正義」の黒シャツ 手に武器を持って暴れまわる(警察挑発のため)実行部隊と、それを支える応援部隊。皆マスクをしています。

●香港人空港スタッフ&乗客  概ね「正義の味方」で、「正義の黒シャツ」に早変わりすることもあるようです。 *香港市民は基本的に「正義の味方」ですが、なかには「悪の味方」もいるようです。

●外国人乗客 日本人・台湾人の多数は「正義の味方」。 欧米人ほかは、たぶん、「アホかお前ら」と思っていることでしょう。 中国人は、もちろん「悪の総本家」ですね。

●部外者 フィッリッピン系とインドネシア系。香港に住んでいながら、蚊帳の外にいます。

●警官  「悪の心強い味方」。団体で取り締まってるだけのお飾りと、実際の行動に出る兵がいます。余程のことがない限り動きません。動いたときは、概ね催涙弾発射、それに逮捕(今回は両方ともなし)。 

●報道陣  ほぼ「正義の味方」サイド。今回、一番目立ったのがこいつらです。蛆虫のように湧いてきて、蠅のように纏わりつきます。大半はステレオタイプの取材・報道しか出来ない、クソみたいな存在だと思います。最近は大半がアジア系。香港のほか、日本、台湾、韓国、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールなどを確認しました。欧米系は、フリーの記者が多いです。中国人記者にはまだ出会っていません。

●僕 よく「正義の味方」と勘違いされて、“懐柔”されています。

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黒シャツたちの目的はただ一つ。警察を挑発し、自分たちが痛めつけられるところを世界に報道されるように導くこと。そして世論を誘導し 「正義」と「悪」を分ける空気を形成する。これこそ、民主主義の実態のように思われます。

注(僕の立場): *「香港の民主政治の保持」に全面的に反対しているわけではありません。 *「中国共産党」の政策に賛同しているわけでもありません。

僕はバカなので、「大多数の香港市民」「香港政府(含む警察)」「中国共産党」「中国の人民」、、、、いずれが正義であるのか(「自由選挙」が絶対的に正しいことなのか等も含めて)「よく分からない」ということです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2019.9.1 深圳のホテルを午前9時半にチェックアウト。 いつも同様に超簡単にイミグレーション通過。 上水下車、シャトルバス43路で、11時に空港着。 厳重取り締まり中ゆえ、「チケット所持者」「プレス」「空港スタッフ」だけが入港を許可される(僕はアテネからのチケットを見せてなんとかセーフ)。

↑(11:22) いつもの机でパソコンを開始。

↑(12:38) 報道陣はヒマそうです。

↑(12:40)

↑(12:41) 警察もヒマそうです。

↑(13:10) 黒シャツ隊の集合時間は1時。バスターミナルのゲイト前に屯していましたが、メディアのほうが目立っています。闘士の人にインタビューとかしています。

↑(13:19) ふと後の頭上の階を見ると、厳重警戒のはずなのに、黒シャツたちの姿が、、、、。

↑(13:19) 最初から中にいた「あがり」のスタッフ達が変身したのかな?

↑(13:20) それを見た報道陣たちが、一階のバスターミナルゲイトの内側から一斉に駆け付けます。

↑(13:20) ただし警察官は全く動かない。自重しているのか、単にぐうたらなのか。

↑(13:21) 黒シャツたちは、重なり合って一階通路に乱入?してきました。なぜかペットボトルの茶を持っている。

↑(上と同一カットの引き写真)よく見るとすでに黒シャツ数人が中にいます(カメラマンの左)。

4110↑(13:21) 

4112↑(13:21) 左方向、(本来はそっちから突入すると思われた)バスターミナルのゲートに向かいます。

↑(13:21)ヘルメットの黒服は、両手にスピックのようなものを持っている。

↑(13:21) 黒シャツ、報道、警備員、乗客、野次馬、、、、どこがどんな関係なのか、さっぱり理解不能。

↑(13:21) 出口の前で向きを変えた(外側の仲間からの指示なのか最初からの既定行動なのか)。

↑(13:21) みんな一斉に。その統制力は素晴らしいとしか言いようがないです。

↑(13:21) 買い物袋のおばちゃんから、全身黒づくめの闘志まで、その風体は様々。

↑(13:21) 傘とスティック。

↑(13:21) どうやら目的は、ただ走り回ることのようで、、、。ほかの場所でも常にそうでした。

↑(13:21) ここまで僅か1分間の出来事。メディアの人も、戸惑ってますね。

↑(13:22) そのまま普通に紛れ込んじゃったようです。

↑(13:22) まさに「?」

↑(13:23) 結局また戻っていきます。

↑(13:55) トイレの入り口に報道陣が集まっています。

↑(13:55) 警察隊がやってきました。大歓声です。

↑(13:56) 悪の象徴・警察は、報道陣の人気の的です(結局、トイレの中は何にもなかったみたい)。

↑(13:57) 別の場所で事件発生か?(やっぱり何もなかったようです)

↑(14:00) 普通に中にいます。警察が暴力を奮わぬよう、見守っているのだそうです。

↑(14:01) 「おれたちゃ一体どうすりゃいいんだろう?」とか言ってるのかな?

↑(14:23) 外に集まった黒シャツは、一斉に傘を開いてパフォーマンス。

↑(14:23)

↑(14:27) こちらは車寄せ側のゲートですね。

↑(14:27) 黒シャツたちの言い分(たぶん)は、「警察や職員がちゃんと業務を行っているかのチェックしている」。

↑(14:33) 警察が動くと、メディアも金魚のウンチのように動きます。

↑(14:44) 警察は、メディアのアイドルみたいです。

↑(14:55) あちこち動き回ってるので、買ってきてある「焼きビーフン」も、なかなか食べられない。

↑(15:20) 食べ終えて外見たら、どうやら黒シャツたちは、引き返し始めているみたい。

↑(15:31) 僕の机の前のスタバの横に人だかりが。

↑(15:31)

↑(15:31) 黒シャツと乗客の罵倒の応酬。互いの憎しみを帯びた目つきを見せられないのが残念です。

↑(15:32) 飛行機が飛んでます。さすが飛行場です(当たり前か)。

↑(15:32) 報道陣も集結してきました。

↑(15:36) ヒーロー?にインタヴュー、、、、。

↑(15:46) 黒シャツたちは、パーキング脇の広場に移動。今日は警察に襲われず、失敗だったみたいです。

↑(16:50)僕も引き上げることに。しかし、なんと、交通網が遮断されてしまっています! ボーダー手前の上水行きのバスも運行中止。かろうじて動いていた空港ライナーで途中駅のまで行き(運賃高かったのだけれど駅員いないので切符も買えずに乗車下車)、バスを乗り継いで上水へ。

帰路途中で遭遇した、フィリッピン&インドネシアの集団。黒シャツ集団の「統制力」とは反対に、半端ない「緩さ」を感じます。

↑(17:07) 道路は大変な渋滞。途中全く動かなくなって、本来なら40分で着くところが、3時間近くかかってしまいました。

↑(17:08) 無数の渋滞車両と、無数の徒歩帰路の黒シャツマスク隊。

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深圳着19:00。すぐに新幹線(広深和諧号)に飛び乗って、20:30広州東駅。最終の一つ前の21:20のバスに間に合いました。ぼろアパート帰着は、22:50。東駅とバスターミナルの間の地下鉄では、やっぱり席を譲ってくれた。高校生か大学生ぐらいの若い男の子。でも、その席に、若い女の子(男の子と同年配、とても可愛い)が座ろうとした。すぐに僕に気付いて、きまり悪そうに席を再チェンジ。一駅一分ほどで降りるもだけれど、二人にお礼を言って有難く座らせてもらいました。2人ともバツが悪そうだったけれど、これをきっかけに2人が仲良くなったりしたら、望外の喜びですね。